2017.1.28 工場 北海道の地名

北海道の地名は、アイヌ語に由来するものがほとんどなので、道外の方には「変わった地名だなあ」と思われることが多いようです。

 

市町村の名前には、川秀の工場のある紋別(もんべつ)市、湧別(ゆうべつ)町などのように、『ベツ』とつく地名が多いのも特徴。江別(えべつ)市、芦別(あしべつ)市、幌別(ほろべつ)町、士別(しべつ)市、女満別(めまんべつ)市、当別(とうべつ)町、遠別(えんべつ)町、陸別(りくべつ)町・・・まだまだあります。

 

アイヌ語で川をペッ(pet)といいます。これを和名で表現するのに「別」の漢字が使用されたようです。(上記の市町村には同じ名前の川があります)

 

また、同じ川を表す言葉でナイ(nay)というのもあり、こちらは稚内(わっかない)市、幌加内(ほろかない)町、静内(しずない)町、などの語源となっています。

 

 川の名前もユニークなものが多く、別々(べつべつ)川という悲しい名前の川もあれば、ヤリキレナイ川、オモシロナイ川、オカネナイ川という切ない名前の川も・・・。

 

 語源のアイヌ語ではそのままの様子を表しているだけなのですが、日本語だとベツ=別 ナイ=無いなので、どうしてもネガティブな響きになってしまうのが面白いですね(笑) 

 

▲別々川上流にあるインクラの滝は日本の滝100選にも。(画像・日本の森・滝・渚100選より)川自体も名前に似合わぬ(?)すばらしい渓流が続きます。

▲別々川上流にあるインクラの滝は日本の滝100選にも。(画像・日本の森・滝・渚100選より)川自体も名前に似合わぬ(?)すばらしい渓流が続きます。