水族館といえば、来館するお客様を水槽の向こうからお迎えしているトドやアザラシ・イルカなどの海獣たち。私たち川秀は、そんな海獣たちのエサについて真剣に考え、全国各地の水族館へ様々な魚種のエサをお届けします。海獣たちが食べるエサは、体調はもちろんの事季節によってカロリー管理や与え方も違います。
また、エサの種類によって漁獲される地域や時期が違ってくるので、よい時期を逃さないようにタイミングを見極めて安心・安定した品質の良い魚をお届けしています。
飼育員の皆さんが日々コミュニケーションをとってお世話をしている海獣たちの健康管理のお役に立てる様、新鮮で安全なエサを提供いたします。
恵まれた環境、活きの良いまま凍結、これが海獣たちにとっても美味しくて新鮮なエサをお届けする川秀のこだわりです。
北海道という地域特性
その理由の一つは、北海道を拠点とした工場から水族館向けのエサをお届けしているという事です。北海道はオホーツク海・太平洋・日本海という3つの海に囲まれている事で季節を問わずに様々な魚種が水揚げされます。
また、オホーツクや日本海の冷たい海水でゆっくりと育った魚は栄養分をたっぷりと蓄えているのでその美味しさは人間も海獣たちも一緒、格別です。
漁獲する時期・地域
北海道は海に囲まれているのでたくさんの地域で様々な水揚げがあります。
たとえば、道北での水揚げが終わりを迎えるころには南下していき同等や道南の方へと場所を移すことで広い時期での漁獲が可能です。全道に川秀ならではのネットワークを持つことで、お届けのムラやバラつきが少なく安定した品質のエサをお届けします。
水族館等大量に仕入れが必要な場合にはやはり旬の時期が水揚げも多く美味しいものが安く手に入る時期と言えます。海獣たちも、夏は水分補給を目的とした水分量の多いチカやホッケ、冬には脂質の多いサバやニシンなどで体力をつけるなど、季節によって与える魚種の目的も変わります。
川秀では、必要な時に必要な魚種をスムーズに安定供給できる様に心掛けています。
【川秀の水族館向け 主な取り扱い魚種】
ホッケ チカ サンマ サバ ニシン スルメイカ 他…
短時間での凍結
川秀では、漁場から工場が近くにあるので水揚げされてから短時間での凍結が可能です。
短時間で効率よく凍結できるので、旨味を閉じ込めて鮮度の高いままの状態で出荷できるのです。鮮度が良ければ栄養のある内蔵も捨てずにそのまま与えることができる点もメリットです。
川秀の工場では、ホタテなどのお寿司のネタやイクラの醤油漬け・干物など一般家庭で皆さんが召し上がるような海の恵みを使った商品製造を行っています。
海獣向けのエサをお届けする工場も同様に、商品工場ならではの基準をもとに安心もお届け。人間が口にする製品とほぼ同じ行程で管理をしています。
衛生面
基本の衛生。食品を扱う基準で整った設備があり、担当のチェックを受けてから現場へ入ります。
温度管理
冷蔵庫・冷凍庫の温度管理はもちろんですが工場各所の温度や湿度の管理もしっかりチェック。また、原料を運搬するトラックも温度管理を徹底しているので安心です。
選別
食べてもらう海獣たちによって魚の大きさを分けやすい様に選別機を使って正確に分けていきます。機械だけに頼らず、目視チェックで鮮度や状態などもしっかり確認します。新鮮なお魚を美味しいエサとしてお届けする為に、機械と人との良い点を活かして、効率よく作業を進めます。
新鮮な魚を工場まで運びます。鮮度を保つため、魚の上にも氷をしっかりかぶせます。
鮮度を保ったまま工場へ到着。
選別機を使って大きさを分けます。また、目視で傷などもチェック。
一定の温度で凍結し、冷凍焼けや冷凍乾燥を防ぎます。
凍結した魚を川秀ブランドの紙袋へ入れて出荷する準備完了です。
出荷するまでの間、冷凍保管庫で管理します。
温度管理された運送トラックでお届け。
川秀のご用意するエサは、すでにたくさんの海獣たちのところへ届けられています。
実際に見て、触って、与えてくださっている飼育員の皆さんの声を一部ご紹介します。
おいしそうに食べています。
安さはもちろんですが、鮮度が良く海獣たちに合っているエサかどうかが一番重要です。
合わないエサを与えると体調を崩してしまうので注意していますが、川秀さんからもらうエサは美味しそうに食べてくれます。
魚のことなら何でも相談できるから安心。
サンプルをもらった時に、今までと鮮度が違うのがすぐに分かりました。
また、エサとなる魚の事に関しては何でも答えてくれる知識の豊富さも安心してお願いできる一つのポイントになっています。
品質も高く、コストパフォーマンスも◎
今までは、外国産のものを買っていましたがサンプルをもらって解凍したところ、きれいで水の濁りもなく値段も安かったので切り替えることにしました。
コストパフォーマンスが良いと思います。