2021.4.3 地域 カササギ

苫小牧は北海道の太平洋沿岸に隣接する港町。

 

その苫小牧の市街地で

小柄なカラスのような、白と黒のツートンの鳥をよく見かけます。

 

我が家の庭にも、頻繁にやってきます!

地面をぴょんぴょん跳ねるように飛んで、とてもかわいいです。

 

ただ、よく見かけるようになったのはここ数年のこと。

 

気になって、なんという鳥なのか調べてみたら

カラス科の「カササギ」という鳥だということがわかりました。

 

実はこのカササギ、佐賀県の県鳥で、

生息地一帯が国の天然記念物に指定されています。

豊臣秀吉の朝鮮出兵の際、渡来してきたという説があり、

生息範囲が極めて狭い、珍しい鳥です。

 

それがなぜか、1980年代頃から、北海道胆振地方で目撃情報が相次ぐようになり、

その後苫小牧に定着、繁殖していることが判明。

特にこの1015年の間に急増したようです。

 

詳細にDNA型を調べると

佐賀県のカササギは中国がルーツらしく

苫小牧のカササギはロシアの型に近いのだとか。

 

苫小牧港は日本有数の貿易港。

もしかしたら、ロシアの貨物船が

はるばるカササギを運んできたのかもしれませんね(^^)