2015.8.17 地域 わかめスナックといさだスナック。
7月6日より全国発売されている「わかめスナック」。
このコーナーでも度々取り上げましたが、カルビーと川秀の共同開発品です。
オホーツク遠軽工場の所在する北海道遠軽町の某スーパーでも、大々的に販売されておりました(^o^)丿
実はこの「わかめスナック」、姉妹品があります。
「いさだスナック」。
被災地の企業と共同で開発-というコンセプトで、三陸産のいさだ(オキアミ)を使用し、カルビーと宮城県の㈱木の屋石巻水産が共同開発しました。わかめスナックに先行して平成25年にエリア限定で発売されています。
これと同じように、岩手県バージョンもできないかと岩手県沿岸広域振興局とカルビーが取り組んでできたのが「わかめスナック」です。
通常、スナックにワカメを使用する場合、乾燥ワカメが使われます。
しかし、わかめスナックは、収穫後生のまま冷凍し、それを生地に練りこんで作ります。ワカメは収穫後、すぐにボイルしないと変色してしまいますが、その変色を防ぐノウハウを持っていたのが岩手県。そしてその技術を持っているのが川秀だったのです。
被災地への貢献という意義で始まったこの2つの商品ですが、パッケージには「復興応援」という言葉が書かれていません。東北が復興し終わったあと10年後、20年後を見据えて、三陸ブランドを末永く商品力で売っていきたい-という気持ちからです。
震災から4年たち、インフラの復旧が進む中、長期的な視点で三陸水産業のバックアップをしていただけるのは、本当にありがたいことです。
「わかめスナック」「いさだスナック」はともに8月下旬ごろまで全国で販売。見かけたら、ぜひ、手にとって見てくださいね!
また、復興支援ポータルサイト「いわて三陸 復興のかけ橋」のトピックスにて、開発の詳細が掲載されています。こちらもぜひご覧になってください。